カルカソンヌとはどんなゲーム?ルールと遊び方をわかりやすく解説!ゲームレビューも紹介

ドイツのゲーム業界を代表するメーカー、ハンス・イム・グリュック社が製造している「カルカソンヌ」。2001年にドイツのボードゲーム業界で権威のあるタイトルを2つ獲得して以降、大勢のゲーム愛好家に支持されています。日本でも世界大会出場を目指すプレイヤーたちが激闘を繰り広げ、人気が急上昇中です。そんな「カルカソンヌ」はどのような魅力を持っているのでしょう。ルールや遊び方を解説します。

カルカソンヌの基本情報

「カルカソンヌ」は販売数が70万個を突破しているファミリーゲーム。古代ローマ時代の城塞都市・カルカソンヌを舞台に、配下となるコマ(ミープル)と地形タイルを工夫して配置しながら、ポイントを稼ぎます。ルールがシンプルで分かりやすいため、プレイした経験がない人でも直ぐにゲームの楽しさを実感できるでしょう。

プレイ人数:2~5人

プレイ時間:30~45分

対象年齢: 8歳以上

ジャンル:戦略対戦系

発売年:2000年

発祥国:ドイツ

カルカソンヌとはどんなゲーム?

ボードゲームという分類ながらも、ゲーム開始時点でボード盤がありません。ゲームが進行する中で、徐々にフィールドが出来上がっていきます。地形タイルがすべて並んだ時点でゲームが終了し、最も獲得ポイント数の多いプレイヤーの勝利です。プレイの醍醐味は、いつコマを置くべきか戦略を練ること。コマはどこが自分の領地であるかを宣言するために置くのですが、1プレイヤーにつき扱える数が7個のみです。いったん置くと、得点が計算されるまでは動かせず再利用できません。

置ける場所は、「草原」「修道院」「街」「道」の4種類。それぞれ得点や計算のタイミングが異なるため、プレイヤーを悩ませます。

ルールや遊び方の流れ

出典元:みんなボドる会

「カルカソンヌ」の基本ルールは、裏返しの状態の山札から、プレイヤーが順番に地形タイル1枚を引き抜き、道路や城壁が連結するように意識しながら並べること。この繰り返し作業によって、城塞都市・カルカソンヌを完成させていきます。72枚ものタイルを並べる方法は無数にあるため、毎回、新たな発見と楽しみを得られますよ。

おすすめ戦略はある?

上記のレビュー動画のように「カルカソンヌ」は2人で対戦すると競技の要素が増し、緊迫感を味わえます。逆にプレイ人数が多くなると、ひらめき力や引きの強さが重要となり、大いに盛り上がりますよ。とはいえ、せっかくゲームをするなら勝利したいですよね。ここからは初心者でも挑戦しやすい戦略を解説します。

コマの管理

コマは、ゲーム終了時まで不足しないように管理しましょう。序盤から無暗に置くことは望ましくありません。すでに並んでいる地形タイルの枚数を把握しつつ、コマの使用を検討するべきです。例えば「修道院」を引いた時に、コマを置けないというのは非常にもったいない。「修道院」は周囲に8枚の地形タイルが揃わなければ完成せず、コマを回収するまでに一定の時間を要するぶん、高得点を期待できますからね。チャンスを無駄にしないように心がけてください。

相乗りする

「相乗り」とは、他のプレイヤーが「都市」を作っているところに自分も地形タイルを繋げ、完成時のポイントをもらうこと。「カルカソンヌ」のルールでは、都市に同数のコマを置いているプレイヤーが複数いた場合、全員に同じだけの得点が入るのです。但し、本来よりも少ない手数で高得点をゲットできる可能性がある一方、領有権争いに伴って大量のコマを消耗するリスクを否めません。相乗りする前に手持ちのコマを確認しておくことが大切です。

こんな人におすすめ!

駆け引きが勝敗のカギとなるため、ゲームの最中には思考を巡らせなければなりません。他のプレイヤーが次にどのような手を打ってくるのか、コマの回収率を上げる最善策はどれか…。戦略を熟考する中で、勝ち筋を見出した瞬間の心地よさは半端ないです。ゆえに子供から大人まで幅広い年齢層が夢中になって楽しめます。皆でワイワイ遊べるファミリーゲームを探している人におすすめです。

まとめ

世界三大ボードゲームの1つに位置付けられている「カルカソンヌ」。地形タイルとコマを直観的に配置して領土を拡大させるシンプルな遊び方のため、だれでも挑戦しやすいです。興味がある人はぜひ一度プレイして奥深い魅力を体感してください。また「カルカソンヌ」の基本セットとともに、拡張版を使えば醍醐味が増え、より一層にハマるはずです。