室内でボートやコマ、カードなどを使用して遊ぶボードゲームは、近年人気が高まってきており「ボードゲームカフェ」が増えてきています。
そんなボードゲームには非常に多くの種類が存在していますが、中にはかなり昔から遊び続けられているものもあります。
そこで今回は世界最古のボードゲームはなんなのか、その起源や遊び方について詳しくご紹介していきます。
世界最古のボードゲームは『マンカラ』?
最も古くから遊ばれているボードゲームは諸説あり、ハッキリとした記録の残っているものは少ないですが、その中でも最古のボードゲームだと有力視されているボードゲームが「マンカラ」です。
マンカラは紀元前4000年頃にはすでに存在していたようで、世界中で昔から遊ばれており、紀元前1400年前のエジプトで遊ばれていたという記録が残されています。
現在でも、児童館などに置かれていたりと子供たちに遊ばれており、実際に幼少期に遊んだことのあるという人も少なくないのではないでしょうか。
マンカラの起源について
そんな世界最後のボードゲームと言われているマンカラですが、その起源はアフリカが発祥とされており、そこからヨーロッパや東南アジアなどに広まり世界中で遊ばれるようになりました。
先ほどもご紹介しましたが、紀元前1400年前のエジプトでも遊ばれていた記録があり、「オワリ」や「ワリ」、「コンカク」など国や地域によって名称も様々で遊び方も色々とありますが、石を異動させて遊ぶという基本的な部分は共通しています。
なおマンカラという名前は、アラビア語で動くという意味の「naqala」が由来となっているようです。
マンカラのルールや遊び方とは?
それではマンカラのルールや遊び方を解説していきますが、マンカラには非常に多くの遊び方があると言われています。そこで今回は日本でよく遊ばれている「マンカラ・ベーシック」という遊び方をご紹介します。
非常にシンプルなゲームなので、是非覚えてみてください。
マンカラのルール
マンカラは、専用の木のボードと48個の石を使用して遊びます。
木のボードには手前側(自分側)に6箇所と奥側(相手側)に6箇所の丸い窪みと、左右にそれぞれ長方形の窪みがあります。
この丸い窪みは「ポケット」と呼ばれ、それぞれのポケットへ石を4個ずつ配置した状態でゲームスタートし、先に自分の陣地(手前にあるポケット)にある石を相手よりも先に全て無くしたプレイヤーが勝ちとなる遊びです。
マンカラの遊び方
まずはボードの12か所あるポケットに石を4個ずつ配置します。石にはカラフルな色がついている場合がありますが、色はゲームには特に関係ないので適当で大丈夫です。そしてジャンケン等で先攻後攻を決めましょう。
先攻のプレイヤーは、自分の陣地である手前側のポケットのいずれか1箇所から石を全て取り、取った場所の右側のポケットから順番に反時計回りに1個ずつ石を置いていきます。
最後の石が左右どちらかの長方形のポケットで終わったら、もう一度自分の手番をプレイすることが可能となり、さらに自分の陣地内のポケットから石を取り、石を異動させましょう。それ以外のポケットで終了したら後攻プレイヤーの番に移ります。
これをお互いのプレイヤーが交互に行い、相手よりも先に自分の陣地にある石を全て無くした方が勝ちとなります。
まとめ
子供から大人まで一緒になって楽しめるボードゲームは大昔から世界各地で遊ばれており、最も古いものだと紀元前からあったとされています。
中でも世界最古のボードゲームだと言われているゲームのひとつである「マンカラ」は、紀元前4000年頃には遊ばれていたと考えられており、今もなお子供たちに人気があります。
遊び方はとてもシンプルなので、是非覚えて遊んでみてはいかがでしょうか。