ゲームサークルTUKAPONに所属するゲームデザイナーKazuna*さんが手がけた「ボブジテン」。国内最大級のアナログゲームの祭典であるゲームマーケットにおいて優秀作品に選出された実績のあるボードゲームです。ルールや遊び方がシンプルなため、老若男女問わず面白さを共有できます。そこで今回は初心者にピッタリの「ボブジテン」について深掘りし、どのようにして遊ぶゲームなのかを確認していきましょう。
「ボブジテン」とはどんなボードゲーム?
「ボブジテン」とは、和製英語や外来語などカタカナ語のお題を日本語のみで説明するワードゲームです。日常生活で何気なく使っているカタカナ語が禁止のため、どのように伝えるべきか知恵をしぼらなければなりません。それゆえユニークな表現や言葉が飛び出し、大いに盛り上がります。知らないプレイヤー同士でも自然とコミュニケーションを深められるため、さまざまな場面で重宝されているようです。
- プレイ人数:3~8人
- プレイ時間:約30分
- 対象年齢: 10歳~
- ジャンル:お題系/協力系
- 発売年: 2017年
- 発祥国:日本
勝利条件
「ボブジテン」では出題と回答を繰り返しながら、プレイヤーがカードを獲得していきます。カードは1枚につき1ポイントです。ゲーム終了のタイミングで各自が手元のカードの枚数を数え、合計ポイント数が最多のプレイヤーの勝利となります。最多ポイントを獲得したプレイヤーが複数いる場合には、じゃんけんなどで勝者を決めましょう。
遊び方の流れ
出典元:ジュニアCHANNEL
使うカードは表面に6種類のお題が記載され、それぞれに1~6まで番号が振られています。裏面には1~6のうち、いずれかの数字が記載されており、お題を決める時に必要です。このカード全36枚を裏向きのまま束ねてシャッフルし、山札として場の中央付近に置きます。続いて任意で出題者を決めてゲーム開始です。出題者を務めるプレイヤーは山札の1番上のカードを取って手札にします。そして周囲に見られないように表面を確認した後、山札の1番上にあるカードの数字と合致する番号のお題を日本語のみで説明しなければなりません。
自由に回答
出題者以外のプレイヤーは各自1回だけ回答する権利があります。とくに回答の順番が決まっていないため、お題の説明の途中でも自由に答えてOKです。最も早くお題を当てたプレイヤーは山札の1番上にあるカードを取り、手元に置きます。一方、出題者を務めたプレイヤーは手札を受け取ることが可能です。カードの受け取りが終わったら、正解したプレイヤーが出題者の役割を担い、先程と同様の手順でお題の説明を開始します。
カタカナ語にはペナルティ
出典元:はるみんHQ
もしも出題者がカタカナ語を使った場合には、気づいたプレイヤーが指摘しましょう。いち早く指摘したプレイヤーは出題者が持っている手札を受け取り、自分のポイントにできるのです。さらに次の出題者となる権利も得られます。尚、誰も正解が分からなければ出題に使ったカードを捨て札とし、同じ出題者が再び山札の1番上のカードを取ってチャレンジしなければなりません。
特殊カード「トニーが来た」について
特殊カード「トニーが来た」が山札の1番上に出てきたら、「てにをは」などの助詞を使う説明が禁止です。出題者は単語のみで説明しなければなりません。例えばお題が「ポスト」の時に特殊カード「トニーが来た」が出ていれば、「赤」「手紙」「郵便局」といった具合に単語を並べます。他の言葉をつなぐ助詞が使えないという制約があるぶん、的確に説明する方法を思いつくと爽快です。
ゲーム終了のタイミング
山札の残りのカードが1枚以下になった時に、出題と回答が最後までおこなわれたところでゲーム終了です。各プレイヤーが手札の枚数を数えて、勝敗を確認します。因みに参加プレイヤーの年齢構成によっては勝敗が偏りやすいため要注意。小学生にはカタカナ語使用のペナルティを排除するなど、状況に応じて特別ルールを採用し、パワーバランスを調整する必要があります。
別バージョンも面白い
「ボブジテン」はシリーズ化しており、さまざまなバージョンが発売されています。いずれも通常版とルールが一緒ですが、お題と特殊カードの内容を一新。お題がレベルアップしている「ボブジテンその3」や、お題に国名や都市名を採用している「ちきゅうのボブジテン」で遊ぶ際には、頭をフル回転させなければなりません。それゆえゲーム愛好家の中には複数の「ボブジテン」シリーズを混ぜて遊んでいる人もいるようです。
| シリーズ名 | 特殊カードの内容 |
| 「ボブジテンその2」 | 「デイヴが来た」ジェスチャーのみで説明 |
| 「ボブジテンその3」 | 「ジョージが来た」ひらがなの使用禁止 |
| 「ちきゅうのボブジテン」 (イベントとウェブショップ限定発売) | 「グレイが来た」抑揚をつけずに説明 |
| 「ボブジテンきっず」 | 「エミリーが来た」色の表現が禁止 |
| 「どさんこボブジテン」 (北海道限定発売) | 「クラークが来た」舌を出したまま説明 |
ゲームレビューを紹介
手のひらに収まるサイズのカードのみでゲームが完結するために、移動中の車内やキャンプ場など、さまざまな場所で気軽に遊べる「ボブジテン」。ルールを説明する手間もほとんどかからないため、隙間時間を活用してサクッと楽しめます。ここからはゲームレビューを確認していきましょう。
皆でワイワイ楽しめる
カタカナ語のお題をカタカナ語なしで説明しなければならないために、プレイヤーごとに出題の仕方が千差万別です。皆が大笑いしてしまうような言葉が飛び出したり、そんな巧い表現の方法があったのかと驚いたり、出題する側も回答する側も楽しめます。そのため「色々な人と一緒に何度でも遊べる」「プレイヤーごとの個性を実感できる」といったゲームレビューが多いです。
子供の能力を引き伸ばす
子供の語彙力や集中力を高められる点も「ボブジテン」の大きな魅力の1つです。出題時はどのようにして説明すれば皆に理解してもらえるか試行錯誤し、回答する側になれば相手の言葉に耳を傾けて考えなければなりませんからね。出題と回答を繰り返す中でコミュニケーション能力も養えるために、「ボブジテン」を気に入っているママやパパは少なくありません。
まとめ
「ボブジテン」はゲーム全般において難解な部分が少ないために、老若男女が一緒に楽しめる言葉遊び系ゲームです。カタカナ語を使えない制限によってプレイヤー1人1人の個性が光り、互いの理解を深められます。飲み会や歓迎会でプレイすれば大いに盛り上がるはず。また初心者も「ボブジテン」をきっかけにボードゲームに興味を抱くのではないでしょうか。







