札幌市に活動拠点を置き、謎解きゲームとボードゲームを制作している会社ClaGla(クラグラ)。「たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。」シリーズを筆頭に、数々の話題作を生み出してきました。その中でも「コトバーテル」は協力しながらプレイするパーティーゲームとして発売直後より好評をはくし、2023年にオンライン版がリリースされています。多くの愛好家を魅了している「コトバーテル」ですが、どのようにして遊ぶのでしょうか。
「コトバーテル」の基本情報
「コトバーテル」とは、そのタイトルの通り言葉を当てることがゲームの目的。限られた文字でお題に即した言葉を作りながら、味方であるプレイヤーの言葉を推理します。いち早く互いの言葉を正解できたチームの勝利です。ルールがシンプルな言葉ゲームのため、経験の有無に関係なく大人も子供も夢中で楽しめますよ。
- プレイ人数:4人もしくは6人
- プレイ時間:10~20分
- 対象年齢: 6歳~
- ジャンル:協力系/パズル系/お題系
- 発売年:2019年
「コトバーテル」の遊び方
出典元:マーマン Asobi チャンネル
ここからは4人でプレイする場合の進行手順を解説します。2人1組のチーム対抗戦のため、まずは誰と誰がペアを組むのか決めます。そして、ペアを組んだプレイヤーが対角線上に位置するように着席し、各自が5文字のお題をカタカナでボードに記入。お題が周囲に見えないようにボードを右隣に座っているプレイヤーに渡します。続いて文字や濁点などがプリントされているカード120枚を裏向きのまま束ねて十分にシャッフルし、プレイヤー1人につき7枚ほど配布。残ったカードを山札として場の中央に置けば準備完了です。
いざゲーム開始
プレイヤーはお題の語呂や母音に近づけることを意識しつつ、手元のカードのうち5枚を並べます。余りのカード2枚も他のプレイヤーが視認しやすいように配置しなければなりません。場にカードが出そろったらジャンケンで1番手のプレイヤーを決め、時計回りの順に手番が移動します。プレイヤーは手番が回ってきたら4種類のアクションのうち1つだけ選択して実行可能です。それでは各アクションがどのような内容であるかを解説します。
山札からカードを取る
裏向きで置かれた山札の最上部からカード1枚を取ります。そのカードに文字がプリントされていたら、既に手元に並んでいる5枚のうちの1枚と入れ替える、余りのカードとして脇によけておく、どちらかを実行しましょう。もし文字以外がプリントされている特殊カードを手にした場合には、5枚のいずれかとセットにして配置できます。不要であれば余りのカードとしてよけても問題ありません。
余りのカードを利用
場に出ている余りのカードは全プレイヤーが自由に利用でき、1ターンに1枚ほど取れます。どのプレイヤーの手元にあるのかを気にする必要はありません。取る余りのカードに文字がプリントされている場合には、自分が並べている5枚のうち1枚と入れ替えます。特殊カードを取るならば、5枚のいずれかとセットにして配置しましょう。
言葉の入れ替え
いったん言葉として並べた5枚のカードは、いつでも配置場所を変更してOKです。但しいくつか制約があるため注意しなければなりません。文字が記載されているカードを動かしたい場合には、1ターンに2枚のみ入れ替えられます。それ以上の枚数は動かせません。また動かそうとしている対象が特殊カードであれば、1枚だけ配置場所を変更する、もしくは余りのカードとしてよける、どちらかを選択して実行します。
言葉を推理する
味方であるプレイヤーが作ろうしている言葉を推理できた際には、その旨を宣言。言い当ててもらえたプレイヤーはボードを表向きにしてお題を周囲に見せます。その後は言葉の組み合わせを考える必要がないため、味方のプレイヤーの言葉を推理することに集中しましょう。この時、山札からカードを引いて脇によけておくと場に余りのカードが増えるので、間接的に他のプレイヤーを手助けできます。
特殊カードについて
文字が間違っていないことを意味する確定カード、小文字化を表すカードなど、特殊カードは全6種類です。1枚だけでなく複数種類を重ねて文字に付けられるため、プレイヤーが推理する際の重要なヒントとなります。また「お」に濁点を付けたり、「ま」に半濁音を付けたり、日常では有り得ない組み合わせによって言葉の雰囲気やニュアンスが伝わりやすくなりますよ。尚、同一の特殊カードを同じ文字に重ねて付ける行為はNGです。
お題の設定について
お題の文字数は自由に変更してOKです。但し少なすぎると難易度が上昇し、プレイ時間が長引きます。そのため5文字がベストです。また子供と一緒に遊ぶ場合には、分かりやすい言葉をお題に設定する工夫が大切。例えば「ホイクエン」のように全ての文字の母音が違う言葉ならば他の言葉と混同しにくいですよ。逆に「オモイツキ」と「オモチツキ」のように母音が同一の言葉は紛らわしいために避けるべきです。どうしてもピッタリのお題を思いつかない時には、ClaGlaウェブショップに掲載されている「やさしいオダイバコ」を利用してください。
レビューを紹介
ゲームの最中は、自分の文字の組み合わせと味方の言葉の推理を同時進行しなければならないため、脳の各所が刺激されます。思考を巡らせる中、味方のプレイヤーの言葉がひらめいた瞬間は爽快です。勝った時の心地よさが病みつきになり、何度も遊びたいと思うプレイヤーが続出している模様。また参加するメンバーによって異なるアイディアが飛び出すところも大きな魅力の1つです。「毎回フレッシュな感覚で楽しめる!安定感抜群の面白さ」「勝敗にとらわれず遊べるので険悪な雰囲気にならない」などのコメントが数多く投稿されています。
まとめ
「コトバーテル」は手番で実行するアクションやルールが複雑ではありません。ゆえに幅広い年代が奥深い醍醐味を共有できます。限られた文字でお題を伝えなければならないため、意図せず突飛な言葉が出来上がって笑いを誘う場面も少なくありません。とくに幼い子供が参加すると大人に負けず劣らずの表現力を発揮し、大いに盛り上がります。皆でワイワイ遊べるボードゲームを探している人は「コトバーテル」の購入を検討してみてはいかがでしょうか。







