国内最大級の規模をほこるボードゲーム専門の総合企業すごろくや。自社オリジナル作品の企画や、海外製ゲームの日本語版の制作などを手がけ、ボードゲームの魅力を発信してきました。大人も子供も夢中で楽しめる近代型アナログゲームを数多く誕生させていますが、その中でも「犯人は踊る」は心理戦が好きな人たちの間で大好評です。そこで今回は「犯人は踊る」のルールと遊び方を解説します。
「犯人は踊る」の基本情報
2013年に初版が発行された「犯人は踊る」は夫婦によるボードゲーム制作チーム鍋野企画がゲームデザインとアートワークを担当。とある事件の犯人が参加プレイヤーの中に紛れ込んでいるという設定を取り入れています。各プレイヤーは探偵になりきって巧妙に隠れようとする事件の犯人を探し当てなければなりません。ゲームの進行に伴って犯人役のプレイヤーが変わるため、周囲の様子を観察および分析する能力が求められます。
- プレイ人数:3~8人
- プレイ時間:10分
- 対象年齢: 8歳以上
- ジャンル:正体隠匿・ブラフ系/戦略対戦系
- 発売年: 2013年
- 発祥国:日本
「犯人は踊る」とはどんなゲーム?
「犯人は踊る」はルールがいたってシンプルなボードゲームです。プレイヤー間で手札の交換や公開を重ねながら、すべてのカードの中に1枚だけ含まれている犯人カードの所在を推理します。ゲームの途中でカードに記載されている特殊効果が発動するため、予想外のハプニングが起きることも…。ゲーム展開がトランプの「ババ抜き」に似ているので、カードゲームに馴染みのない人もスムーズに「犯人は踊る」のルールを把握してプレイできるでしょう。
遊び方の流れ
出典元:ドズル社
「犯人は踊る」に入っているカード全32枚は、プレイヤーの役割を示す必須カードと、その他のカードで構成されています。参加プレイヤーの人数に応じて各カードを規定の枚数だけ準備しなければなりません。使う枚数と種類の詳細は以下の通りです。
| 3人プレイ | 必須カード: 第一発見者・犯人・探偵・アリバイ各1枚 | その他のカード8枚 |
| 4人プレイ | 必須カード: 第一発見者・犯人・探偵・アリバイ・たくらみ各1枚 | その他のカード11枚 |
| 5人プレイ | 必須カード: 第一発見者・犯人・探偵・たくらみ各1枚、アリバイのみ2枚 | その他のカード14枚 |
| 6人プレイ | 必須カード:第一発見者・犯人各1枚、 探偵・アリバイ・たくらみ各2枚 | その他のカード16枚 |
| 7人プレイ | 必須カード:第一発見者・犯人各1枚 探偵・たくらみ各2枚、アリバイのみ3枚 | その他のカード19枚 |
| 8人プレイ | 全32枚のカードを使用 |
第一発見者からゲーム開始
準備したカードを裏向きのまま束ねてシャッフルし、各プレイヤーに4枚ずつ配布したらゲーム開始です。各自が手札4枚の内容を確認し、第一発見者カードを所持しているプレイヤーが1番手となります。1番手のプレイヤーは第一発見者カードを場の中央に出すのですが、このたび発生した事件の内容を叫ばなければなりません。「僕のアイスが冷凍庫から消えた!食べた犯人は誰だ?!」「私の靴下が片方だけない!これは事件だ」のように自由に宣言しましょう。
時計回りに手番が移動
第一発見者カードを場に出したプレイヤーの左側に座っているプレイヤーが2番手となり、手番は時計回りの順に移動します。各プレイヤーは手番が回ってきたら、手札の中から1枚だけ選び表向きにして場に提出。カードに記載されている特殊効果の内容に従って、アクションを実行します。ここで1回あたりの手番が終了です。次のプレイヤーが同様の要領でプレイします。
勝利の方法
「犯人は踊る」では主な勝利方法が4種類あります。それぞれどのようにして勝利が決まるのか確認していきましょう。
最後の手札として犯人カードを提出
犯人カードは手札が残り1枚になるまで場に出せません。もし誰にも気づかれないまま出せれば、犯人が完璧に逃げ切ったということになります。ゆえに犯人カードを出したプレイヤーの勝利です。尚、少人数プレイでは犯人カードを持ち続けようとすると目立ってしまいます。逆に大人数でプレイする場合は色々な思惑が重なり、犯人カードで勝利するチャンスを模索しやすいです。因みに、たくらみカードを出して犯人の味方になることを宣言していたプレイヤーは、犯人カードの提出に成功したプレイヤーと共に勝者となります。
探偵カードを使う
探偵カードを所持しているプレイヤーは当該カードを出しながら、怪しいと思ったプレイヤーに「あなたが犯人ですか?」と質問できます。質問されたプレイヤーが犯人カードを所持していれば、見事に言い当てたプレイヤーの勝利です。ただし質問されたプレイヤーが犯人カードと一緒にアリバイカードを所持していたら「犯人ではありません」と偽証しても問題ありません。アリバイカードは場に出しても何も特殊効果を発揮しませんが、所有し続ける限り犯人カードのサポートアイテムとして役立ちます。探偵の推理を混乱させるため要注意です。
いぬカードを使う
いぬカードは犬の嗅覚を利用して犯人を狙い撃ちするアイテムです。怪しいプレイヤーの手札から1枚だけ選び、そのカードを全員が視認できるように公開します。もし公開されたカードが犯人カードであればアリバイカードの有無にかかわらず、いぬカードを出したプレイヤーの勝利です。仮に犯人カードではなく推理が空振りになったとしても、いぬカードを手放す必要がなく、再び手札に戻して使えます。
少年カードを使う
少年カードは他のプレイヤー全員に「目を閉じて」「犯人カードを所持している人だけ目を開けて」と指示できます。少年カードを出した後、次の手番で探偵カードもしくはいぬカードを使えば勝利が目前です。しかしどちらのカードも運の要素を含んでおり、万能ではありません。また少年カードの特殊効果を使った後、犯人カードが他のプレイヤーに移動する可能性も十分にあります。
ゲームレビューを紹介
心理戦や推理ゲームは敷居が高いと思われがちですが、「犯人は踊る」ならばボードゲーム初心者も気軽に楽しめます。「年末年始に家族が集まった時にパーティーゲーム感覚でプレイできる」「誰とプレイしても大いに盛り上がる」という意見が多いです。とくにプレイヤーの人数が5人以上に増えると、犯人カードの移動が頻繁に起きるため、ドキドキワクワク感が倍増。そのような中、犯人カードの所在を見事に言い当てられた時には非常に爽快らしいです。
まとめ
「犯人は踊る」は2013年に初版が発売されて以降、二度の改良がおこなわれて進化している人気作です。心理の読み合いだけでなく、ひらめきや運も勝敗に関与するため、幅広い年代がゲームの面白さを共有できます。また使うカードの種類を調整すれば推理の難易度やゲーム展開が変わり、飽きることなくプレイできる点も大きな魅力の1つです。気軽に遊べるボードゲームを探している人は、「犯人は踊る」を手に取ってみてはいかがでしょうか。







