パッチワークとはどんなボードゲーム?ルールと遊び方を解説!ゲームレビューも紹介

パッチワークとはどんなボードゲーム?ルールと遊び方を解説!ゲームレビューも紹介

ドイツ出身のボードゲームデザイナーであるウヴェ・ローゼンベルグさん。「アグリコラ」をはじめとする拡大再生産系ゲームの普及に貢献すると共にボードゲーム業界の発展に寄与してきました。世界規模で実力を認められているウヴェ・ローゼンベルグさんが2014年に制作した「パッチワーク」は2人対戦用の傑作ボードゲームです。ドイツゲーム賞2015において第10位に選出されるなど高い評価を得ていますが、一体どのようにして遊ぶのでしょうか。この記事では「パッチワーク」のルールや遊び方のほか、ゲームレビューを紹介します。

「パッチワーク」の基本情報

日本国内では2015年に日本語版がホビージャパンより発売されて以降、多くの人々に親しまれるようになりました。最大6人でプレイできる「パッチワーク:ドゥードゥル」や、トラックへの荷物の積み込みを競う「ツメコミ引越センター」などの派生作品も人気を集めています。

  • プレイ人数:2人
  • プレイ時間:約30分
  • 対象年齢: 8歳以上
  • ジャンル:戦略対戦系/パズル系
  • 発売年:2014年
  • 発祥国:ドイツ

「パッチワーク」とはどんなゲーム?

「パッチワーク」はパッチワークキルトの完成を目指すボードゲームです。布片を縫い合わせて新たなデザインを作り出す手芸技法であるパッチワークのように、形状の異なる布地タイルを9×9マスのゲームボード上に並べていきます。ただひたすら並べるだけでなく、消耗する資金や時間を考慮しなければならないため緻密な戦略が欠かせません。

勝利条件

ゲーム内で一定の条件を達成した時に獲得できるボタンチップと、ゲームボードの空きマスが勝利の要因です。ゲーム終了時には各プレイヤーが所有しているボタンチップを数え、1枚につき1ポイントとして計算します。そしてゲームボードの空きマス1つにつきペナルティとして2ポイントを減点。例えばボタンチップを23枚ほど所有し、空きマスが4つある場合、最終のポイント数は19です。この最終ポイントが最も多いプレイヤーの勝利となります。

遊び方の流れ

出典元:マーマン Asobi チャンネル

ここからは「パッチワーク」の基本ルールおよび遊び方について解説します。

準備

まず各プレイヤーはゲームボード1枚と、布地タイルの購入資金として使えるボタンチップ5枚を受け取ります。続いてはプレイヤー2人が共用する時間ボードのセッティングです。時間ボードは場の中央に置き、そのスタート地点に各プレイヤーの時間マーカーを、既定の箇所にスペシャルパッチ5枚を配置します。そして布地タイル39枚とポーンコマ1個を時間ボードの周囲に円を描くように並べたら準備完了です。

ゲーム開始

「パッチワーク」は数あるボードゲームの中でも手番の移動が特殊です。時間マーカーが後方に位置するプレイヤーに手番を実行できる権利があります。つまり相手の時間マーカーを追い越すまでは手番が移動しません。手番が回ってきたら「布地タイル取得」と「時間マーカー先行」の2種類のアクションのうちどちらかを実行できます。続いては各アクションの手順をチェックしていきましょう。

布地タイル入手

「布地タイル入手」アクションでは、ポーンコマの右隣にある布地タイル3枚の中から好きなものを選択。布地タイルは値札に記載されているボタンの数ぶんだけボタンチップを支払うと入手できます。支払いを済ませたら、入手した布地タイルがあった場所にポーンコマを動かしましょう。続いて布地タイルをゲームボードに配置し、値札に記載されている砂時計の数に応じて時間マーカーを進めたらアクション完了です。

時間マーカー先行

「時間マーカー先行」アクションでは、自分の時間マーカーを相手のマーカーより1マス先に進行させます。この時に進んだマスの数に応じてボタンチップを獲得可能です。例えば3マスほど進んだ場合にはボタンチップ3枚をもらった時点でアクション完了となります。因みに特別なマスを通過すればボーナスがあるため、相手との差をつけられるチャンスです。続いては2種類の特別なマスについて解説します。

スペシャルパッチマス

スペシャルパッチマスは時間ボード上5カ所に設けられています。いち早く通過したプレイヤーのみがスペシャルパッチマスに置かれている1マス分の布地タイルを入手してOKです。この1マス分の布地タイルは極小の隙間をうめて、他の大きな布地タイルを繋ぎ合わせられるため非常に重要。スペシャルパッチマス以外で入手できないため、積極的に狙うべきです。

ボタンチップ決算マーク

ボタンチップ決算マークは時間ボード上9カ所に設けられています。このマークを自分の時間マーカーが通過した際には、ボタンマーク付きの布地タイルがゲームボード上にあるか否か確認しなければなりません。なぜならボタンマークの数だけボタンチップを貰えるから。ただ通過するだけでボタンチップを貰えるため、ゲーム序盤はボタンマーク付きの布地タイルを入手するのが定石です。

ボーナスタイルの獲得

「布地タイル入手」と「時間マーカー先行」のアクションを繰り返す中で、ゲームボードの7×7マスを先に隙間なく埋めたプレイヤーは特典としてボーナスタイルを獲得。このボーナスタイルはボタンチップ7枚分を意味しており、ゲーム終了時に加算されます。尚、プレイヤー2人の時間マーカーがゴールした時点でゲーム終了です。

ゲームレビュー

「パッチワーク」はルールや手順がシンプルですが、高い戦略性が求められます。とくに布地タイルを取得する際には頭をフル回転しなければなりません。「布地タイル1つ1つの特性が異なるためどれを選ぼうかと悩ましい!」「ゲームの展開に合わせて考えるのが面白い」と大好評です。また互いのゲームボードが丸見えのため、ゲーム終盤は相手が欲しがっていそうな布地タイルを先に取るなどの妨害行為が頻発。その白熱した戦いに大きな魅力を感じている人も少なくありません。

微妙な点

幅広い世代から支持を得る一方、不満の声もあがっています。とくに多いのが一般的なボードゲームに比べて広大なスペースを必要とする点です。テーブルの上に「パッチワーク」の道具一式を置くことが難しいために、「プレイする上で不便」と感じている人もいます。さらにコンポーネントの品質に関して「直ぐに角が欠けてします」「よれてしまう」という口コミもネット上に散見。布地タイルやボタンチップが破損してもゲームのプレイ感に影響しないものの、丁寧な取り扱いを心がける必要があります。

まとめ

パッチワークキルトという可愛らしいテーマを採用しているボードゲーム「パッチワーク」。ゲームボードに隙間ができないように布地タイルを選んで配置するだけでなく、ボタンチップや時間マーカーを計算しながら戦略を立てなければなりません。もちろん対戦相手との心理の読み合いも大切です。熟考しなければならないポイントが多いために、見事勝利した時には最高に気持ちいいですよ。

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