ナンジャモンジャとはどんなゲーム?ルールと遊び方をわかりやすく解説!

ナンジャモンジャとはどんなゲーム?ルールと遊び方をわかりやすく解説!

2011年にロシアで初版が発行された「ナンジャモンジャ」。助産師であり母親でもあるリーベディバ・アリョーナさんが子どもの描いたイラストを見て、ゲーム化を思いつきました。日本国内では2016年に和訳版の第1弾が発売された直後から子どもも遊べるボードゲームとして話題沸騰。以降、大ヒットを記録し、シリーズ4作品が展開されています。南アフリカ共和国からカナダまで、およそ20の国で愛されている「ナンジャモンジャ」ですが、どのようなルールで遊ぶのでしょうか。

「ナンジャモンジャ」の基本情報

「ナンジャモンジャ」はルール説明からゲーム終了後の得点計算に至るまで、複雑な部分がほとんどありません。年齢や熟練度に関係なく誰でも気軽に遊べる仕様です。大衆に響く面白さと斬新さを持つ作品が選出される「すごろくやゲーム大賞」において最優秀候補作品にノミネートされた実績があり、クオリティは折り紙つきですよ。

  • プレイ人数:2~6人
  • プレイ時間:15分ほど
  • 対象年齢: 4歳~
  • ジャンル:戦略対戦系/記憶系

「ナンジャモンジャ」とはどんなゲーム?

簡潔にいえば「ナンジャモンジャ」とはメモリーゲームです。山札を上から順にめくるたびに登場する不思議なキャラに名前をつけて、再び同じカードが出てきたらつけた名前をいち早く叫びます。各プレイヤーが自由につけた名前を正確に暗記する能力と、とっさに思い出して言葉にできる瞬発力、この2つが勝負の鍵です。簡単なゲームだと思い込んで適当に名前をつけていると、途中でまったく思い出せず苦しむことも。侮れない面白さと醍醐味を持っています。

遊び方の流れ

出典元:ボードゲームのすごろくや

使用する60枚のカードは12種類の絵柄が5枚ずつ含まれています。そのすべてを裏向きの状態にして束ね、十分にシャッフルしてから山札として場の中央にセッティング。そして任意で順番を決めて、いよいよゲーム開始です。1番手のプレイヤーは山札の最上部のカードを1枚だけめくり、皆が絵柄を把握しやすいように場の中央に置きます。各カードに描かれている謎生命体ナンジャモンジャ族は大きな頭と手足のみを持ち、非常に個性的な見た目です。直ぐにあらゆることを忘れてしまう彼らに、新たな名前をつけてあげましょう。

名前をつける方法

ナンジャモンジャ族に名前をつける際のルールはありません。見た目のイメージに合わせて考えたり、自分の好きなものを名前にしたり、自由な発想で命名してOKです。また文字数や表現の制約も特にないため、「ご飯を食べ過ぎて腹いっぱい」のような文章を名前に使っても問題ありません。つけた名前を各プレイヤーが認識したら、2番手のプレイヤーが山札をめくって名前をつけ、すでに置かれているカードの上に重ねます。

名前を叫んでカード獲得

山札をめくって重ねるという工程を繰り返す中で、すでに名づけを済ませたナンジャモンジャ族が出てきたら、その名前を叫びましょう。誰よりも早く正確に名前を叫んだプレイヤーは、それまで表向きにして重ねられたカードをすべて獲得し、自分の手元に置きます。万が一、どのプレイヤーが真っ先に叫んだのかを判別しがたい場合は、だれもカードを貰えないままゲーム続行です。

ゲーム終了

いずれかのプレイヤーが重ねられたカードを受け取った後は、次の順番のプレイヤーが山札をめくり、表向きにして置きます。こうしてゲームを進行し、裏向きの状態の山札がなくなった時点でゲーム終了です。個々が手元にあるカードの枚数を数え、最も多いプレイヤーの勝利となります。カードの絵柄を暗記する、カードの枚数を数えるなど、単純なアクションでゲーム全体が構成されているため、幼い子どもたちだけでも平和に遊べますよ。

「ナンジャモンジャ」は2種類ある

「ナンジャモンジャ」(通常版)は「ナンジャモンジャ・ミドリ」と「ナンジャモンジャ・シロ」の2種類。どちらもルールや内容物が一緒ですが、カードに描かれているキャラクターが異なり、それに伴って難易度が違います。「ナンジャモンジャ・ミドリ」は類似要素を含むキャラクターが多数いるため、名前とキャラクターを紐づけて覚えることがやや難しいです。もう1つの「ナンジャモンジャ・シロ」はキャラクターごとの特徴が際立っているので、名づけや暗記を比較的スムーズにおこなえます。

上級者向けのルール

上級者向けルールでは、山札をめくって出てきたキャラクターが、プレイヤーの手元のカード最上部に表示されていた場合「ナンジャモンジャ」と宣言しなければなりません。誰よりも早く宣言したプレイヤーは、それまでに場の中央で重ねられたカードをすべて貰えます。

また「ナンジャモンジャ」のミドリver.とシロver.の2種類を混ぜれば、暗記しなければならない情報量が増えて、難易度と面白さが格段にアップしますよ。「ナンジャモンジャ」に慣れてきた人は、これらの上級者向けルールにぜひチャレンジしてみてください。

おすすめの戦略はある?

「ナンジャモンジャ」で勝利するためには、キャラクター全体のイメージにピッタリの名前をつけましょう。自分の感覚的にしっくりくる名前にすることで、キャラクターを命名した記憶が残りやすいです。さらに同じキャラクターを見ると瞬時に名前を思い出して口に出せます。尚、絵柄に無関係の短い名詞を名前にする、相手を混乱させるためにあえて長い文章にする、この2つの戦略では名前とキャラクターを紐づけて記憶することが難しいです。自分で自分の首を絞める事態になりかねないため、控えてください。

特定のキャラクターのみを狙う

カードに描かれているキャラクター12種類の名前を正確に暗記することは、至難の業です。とくに自分にとって馴染みのない言葉が使われていると混乱しがち。そのため無理にすべての名前を覚えるよりも、自分が命名したキャラクターのみを覚えて意識を集中させるのがベターです。山札からめくられたカードの貯まり方によっては、最多枚数を獲得できるチャンスもありますよ。

「ナンジャモンジャ」のレビューを紹介

皆でワイワイ盛り上がれる鉄板ゲームとして知られている「ナンジャモンジャ」ですが、プレイする上での難点は無いのでしょうか。ここからはレビューを紹介します。

子どもたちが大爆笑

カードに描かれているナンジャモンジャ族は、子どもの好奇心をかきたてる不思議な見た目です。その特徴をふまえて名前をつけるだけで子どもたちの間で大爆笑が起きます。時には、子どもならではの視点でユーモアたっぷりの名前をつけ、周囲の大人が驚くことも。但しプレイヤーの人数が少ないと出てくる名前がマンネリ化しがちです。ゲームの魅力を存分に味わうためには4人以上を集めることが一部のユーザーの間で推奨されています。

2ゲーム目から混乱しやすい

たいていの子どもが「もう1回やろう!」と再戦を熱望しますが、2ゲーム以降は記憶が混乱しやすいために要注意です。1ゲーム目で名前をつけた記憶と、2ゲーム目の情報が整理しきれず、言い間違いが多発します。勘違いをきっかけに子ども同士で言い争いが起きる可能性を否めません。別のゲームタイトルを遊んで記憶をリセットしてから「ナンジャモンジャ」に戻り、混乱を防ぐことが大切です。

まとめ

「ナンジャモンジャ」はジャニーズJr.がメインで出演する番組「ガムシャラ!」や、情報バラエティ番組「ラヴィット」など、多数のメディアで紹介されている話題作です。VTuberや配信者の間でルールのアレンジが流行し、遊び方が無限の広がりをみせています。プレイする上での敷居が低く、誰とでも楽しく遊べるので、興味がある人はぜひ購入を検討してみてください。

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