プレイヤーの人数や年齢を気にせずに楽しめる言葉遊びの一種・しりとり。言葉の制約をつけるテーマしりとりなど多種多様な派生ルールが考案され、バラエティーやクイズ番組でも定番の言葉遊びとなっています。そんなしりとりを題材にした「ワードバスケット」はボードゲーム愛好家や専門家から高く評価されている傑作です。日経新聞の「何でもランキング・ボードゲームランキング」で第1位を獲得しています。面白さが折り紙つきの「ワードバスケット」ですが、どのようにして遊ぶのでしょうか。
「ワードバスケット」の基本情報
「ワードバスケット」は平仮名が記されている文字カードと、数字が記されているワイルドナンバーカードを使う言葉遊びゲームです。しりとりの要領で手札1枚を場に出し、いち早く手札を消化したプレイヤーが勝者となります。
- プレイ人数:2~8人
- プレイ時間:10分
- 対象年齢: 6歳以上
- ジャンル:パズル系/お題系
- 発売年: 2002年
- 発祥国:日本
遊び方の流れ
出典元:WEST.
ルールが簡単なために即座にゲームを始められるのですが、いくつか注意するべきポイントがあります。それでは遊ぶ前の準備とゲームの流れを確認していきましょう。
遊ぶ前の準備!まずはカードを配布
まずはカードが入っていた箱を場の中央に設置した後、文字カードとワイルドカード合計60枚を束ねて十分にシャッフルします。そしてカードを裏向きのまま5枚ずつ各プレイヤーに配布。残ったカードは同じくらいの枚数になるように2つに分け、山札として箱の両サイドに配置します。仕上げに各プレイヤーが周囲に見られないように自分の手札5枚を表向きにしてチェックすれば準備完了です。
いよいよゲーム開始
任意のプレイヤーが山札の一番上にあるカードを1枚だけ表向きにして箱の中に入れたらゲーム開始です。各プレイヤーは箱の中のカードに記載されている文字で始まり、手札に記載されている文字で終わる単語を考えます。とくにアクションを実行する順番が決まっていないため、ひらめいたプレイヤーが該当する単語を声に出し、手札を箱の中に入れてOKです。例えば箱の中のカードに“あ”が記載されており、手札に“ま”が記載されているカードがある場合には「あたま」と言いながら“ま”のカードを箱の中に入れます。
しりとりルールとペナルティについて
「ワードバスケット」で使える単語は3文字以上の普通名詞および固有名詞です。以下の単語は基本的に使えません。
- 2文字以下の単語
- 知名度の低い単語
- “ん”で終わる単語
また1ゲーム内で同じ単語を何度も使っても問題ありませんが、同じプレイヤーによる同じ単語の連続使用はNGです。これらのしりとりルールに違反してカードを出した時点で他のプレイヤーに指摘されたらペナルティが発生します。誤って出したカードを手札に戻し、山札からカードを1枚ほど取って手札に加えなければなりません。
手札のリセット
どうしても単語を思いつかない時など、いつでも手札のリセットが可能です。その際には手札の枚数と「リセット」を宣言し、全ての手札を束ねて表向きの状態にして箱の中に入れます。そして捨てた手札の枚数プラス1枚のカードを山札から取ればリセット完了です。ゲームを再開し、捨てた手札の1番上にあるカードから始まる単語を各プレイヤーが考えます。
特殊カードの使い方
“あ”から“わ”までの平仮名1文字が記載されている文字カードの他に、特殊カードがあります。ここからは特殊カードそれぞれの使い方をチェックしていきましょう。
ワイルドナンバーカード
ワイルドナンバーカードは「ワイルド5」「ワイルド6」「ワイルド7+」の3種類があります。各カードを使う時は記載されている数字と合致する文字数の単語を考えなければなりません。例えば箱の中にあるカードの文字が“い”で「ワイルド5」を使いたい場合には「いっけんや」と言えばOKです。この時、箱の中に入れた「ワイルド5」は“や”が記載されている文字カードとして使われます。
ワイルドラインカード
ワイルドラインカードは“あ行”から“ら行”までが記載されています。例えばワイルドラインカードに“あ行”が記載されていれば、“あ”から“お”までどの文字でも使うことが可能です。尚、ワイルドナンバーカードと同じく箱の中にワイルドラインカードを入れた時に言った単語の終わりの文字が次の単語の始まりとなります。
手札が1枚になった時の注意点
プレイヤーは自身の手札が1枚になった時点で「リーチ」の宣言が必須です。この宣言を忘れていることを他のプレイヤーに指摘されると、山札から1枚ほどカードを取って手札に加えなければなりません。万が一あがった後に「リーチ」の宣言ミスを指摘された場合でも同様にペナルティが発生します。また最後の手札を出す時のみ、使える単語の文字数が4文字以上です。
ゲームレビューを紹介
ワードゲームの傑作といわれている「ワードバスケット」。子供だけでなく大人も夢中で遊べるために根強い人気を維持しています。ここからはゲームレビューをチェックしていきましょう。
スピード勝負が面白い
出典元:オモコロチャンネル
カードを出す順番が決まっていないため、真っ先にひらめいて行動できるか否かが勝敗の鍵となります。それゆえ「頭をフル回転させる感覚が心地いい」「スピード勝負が面白い」といった意見が多いです。また熟練者ともなれば手札の文字を頭の中でつなぎ、一気に連続してカードを出して大逆転するのだとか。ゆえに初心者と熟練者が対戦する際には、熟練者のみ4文字以上の単語を使わなければならないなどのハンデを取り入れる必要があります。
好き嫌いが明確に分かれる
先述した通り誰とでも気軽にプレイできますが、遊ぶ相手によっては微妙な空気になりかねません。とくに戦略を練るタイプのゲームが好きな人や、落ち着いてボードゲームをプレイしたい人は要注意です。「ワードバスケット」のゲーム特性と正反対の志向を持っているために場の雰囲気を盛り下げてしまう可能性があります。「ワードバスケット」が大衆向けの定番ボードゲームとはいえ、苦手な人がいることも理解しておかなければなりません。
まとめ
「ワードバスケット」は、しりとりがベースとなっているためにルールや遊び方が至ってシンプルです。それゆえ大人と子供が対等にプレイし、奥深い醍醐味を実感できます。わずかな差でライバルよりも早く手札を切ろうとした結果、意味不明な単語が飛び出すなど、思わず大爆笑してしまうハプニングが起きることも。お盆や正月に親戚で集まった際に「ワードバスケット」で遊べば皆でワイワイ盛り上がれるはずです。







