ボードゲーム未経験者でも直ぐに理解できる簡単なルールである「ito ゲーム」シリーズは各プレイヤーが手札に記載されている数字を言葉で巧みに表現し、それぞれの認識を共有することが目的。会話を通じてゲーム攻略を目指すために盛り上がり必至です。
2025年12月時点シリーズ第1弾のオリジナル版のほか「itoレインボー」と「itoクラシック」が発売されているのですが、商品それぞれどのような違いがあるのでしょうか。
itoレインボーとオリジナル版の違い
2022年の冬にシリーズ第2弾として発売された「itoレインボー」。オリジナル版と比較すると最大プレイ人数が10人から14人に増えて、お題の内容がすべて新しくなっています。「使用してみたい魔法」や「猫になりきった時に居心地の良い場所」など、ユーモアたっぷりのお題が120問ほど用意されているため何度プレイしても飽きません。またオリジナル版の基本ルール「クモノイト」を「クモノイト2.0」に刷新している点も特徴の1つです。
「クモノイト2.0」の遊び方
出典元:マーマン Asobi チャンネル
「クモノイト2.0」の遊び方は基本的に「クモノイト」と同じです。お題に沿って話し合い、各プレイヤーが小さい数字の手札から場に出していきます。この時「クモノイト」では表向きにした手札を場に重ね、数字の小さい順にならなければゲームを中断。場に出せなかった手札の枚数分だけライフを減らし、ライフ0になったところでゲームオーバーです。一方「クモノイト2.0」では、あらかじめ場に配置された0の数字カードの右側に裏向きにした手札を1枚ずつ並べ、その上に各プレイヤーの目印となるクリスタルを置きます。
遊びやすい仕様
プレイヤー全員が手札とクリスタルを並べ終えた後、再び話し合いをおこなってOKです。並んでいる手札の順番は、どれだけ入れ替えても問題ありません。徐々に数字が大きくなるように並べられたと思った時点でプレイヤー全員が「完成!」と宣言し、0の数字カードに近い手札から表向きにします。1枚でも並びが誤っていれば失敗です。尚「クモノイト」のように失敗によってライフが減りゲームオーバーになるというルールはありません。そのため今まで以上に気軽に遊べる仕様になっています。
難易度アップを変更
オリジナル版はゲームクリア後にプレイヤー全員の手札を2枚に増やさなければならないため、情報過多になりがちでした。この点を「itoレインボー」では修正し、ゲームクリア後に手札が2枚になるプレイヤーを1人のみに設定しています。この神修正によって情報量とゲームのレベルがほどよくアップし、何回連続でゲームを成功できるのか挑戦する醍醐味も生まれているようです。
オプションルールについて
「itoレインボー」は「クモノイト2.0」のほかに「ニジノイト」というオプションルールを設けています。この「ニジノイト」とはプレイヤーが2チームに分かれて対戦する協力系ゲームです。最大14人が参加できるため、大勢の人数が集まって人狼ゲームなどを楽しんだ流れで「ニジノイト」に移行可能ですよ。それでは実際どのようにして遊ぶのか確認していきましょう。
「ニジノイト」の遊び方
「ニジノイト」は各チームが同じお題に沿って「クモノイト2.0」を同時進行します。いち早くすべての手札を場に並べたチームは「残りの制限時間1分」と宣告。相手チームは残っている手札を1分間で並べなければなりません。すべての手札が場に並んだら、1枚ずつ表向きにして失敗の有無を確認します。数字が徐々に増えるように並んでいない手札があれば1枚につき1アウトです。但し連続した数字のカードが隣合せになっている場合はアウト1個が帳消しになります。最終的にアウトの総数の少ないチームが勝者です。
砂時計を利用
「itoレインボー」にはピッタリ1分間を計測するための砂時計がついています。「ニジノイト」で制限時間を宣告する際には、この砂時計をスタンバイ。みるみるうちに砂が減っていき、ゲームの緊迫感が格段に増します。早めに並べて相手チームにプレッシャーをかけるべきか、それとも熟考してミスのないように並べるかなどの戦略が生まれるために濃密な駆け引きも楽しめるはずです。
各カードのサイズ変更
「itoレインボー」で手札として使う数字カードはオリジナル版の半分ほどの大きさです。数字が大きめにプリントされているためそこまで視認性が変化していないものの、コンパクト化したぶん持ち運びやすくなっています。またお題カードはオリジナル版の2倍ほどの大きさになり、表面と裏面それぞれに3問が掲載。任意で決めたお題に設置するフレームが追加されているため、即座に現時点のお題を把握できます。
itoクラシックについて
2024年の春にシリーズ第3弾として発売された「itoクラシック」。ナカムラミツルさんによるポップでキュートな絵柄が随所にプリントされているオリジナル版や「itoレインボー」と異なり、コンポーネント全体のデザインがシンプルです。例えば手札として使う数字カードの表面に記載されているのは数字とラインのみ。いっさい絵柄が入っていません。大人のみが集まって遊ぶ際には「itoクラシック」が重宝するでしょう。
お題の形状が変化
「itoクラシック」のお題はシリーズ従来品から厳選した87問に新規として13問が加わり合計100問。シート1枚にずらりと記載されているため、プレイヤー全員でお題の内容を共有しやすいです。ゲームの最中は場の中央付近にお題シートを置き、任意で決めたお題にマーカーをつけます。各プレイヤーはお題と周囲の反応を確認しつつ、発言の修正を何度おこなってもOKです。
収録ルールは1つ
収録されているルールは「クモノイト2.0」のみ。ゆえに遊べるプレイヤーの最大人数が8人です。シンプルさと実用性を追求している「itoクラシック」だからこそ、「クモノイト2.0」の奥深い魅力を体験できるのではないでしょうか。尚、所有しているオリジナル版や「itoレインボー」のアイテムを「itoクラシック」に混ぜれば、遊び方の幅を広げられます。
まとめ
「itoゲーム」シリーズはオリジナル版のほかに「itoレインボー」と「itoクラシック」があります。「itoレインボー」は従来のルールがブラッシュアップされていると共に、ナカムラミツルさんによるキュートなイラストが印象的です。子供を含めた大人数で遊ぶ時に役立つでしょう。もう1つの「itoクラシック」はどちらかというと大人に好まれる作品です。子供が興味を持ちにくいため、購入時に注意してください。






