近年流行しているカードタイプのボードゲーム「はぁって言うゲーム」。ゲームクリエイターの米光一成さんが考案したゲームであり、初弾の発売以降様々なバージョンがリリースされているのですが、「はぁって言うゲーム」のどれが面白いのでしょうか。
今回は「はぁって言うゲーム」各シリーズの面白いお題を紹介しますよ。
「はぁって言うゲーム」とは
「はぁって言うゲーム」とは、出題者がお題のフレーズを読み上げた時に、どういったシチュエーションでそのフレーズが言われたのかを回答者が答えるというゲームです。
例えば「はぁ」というフレーズがお題だった場合、出題者はお題カードに書かれている「なんで?のはぁ」「力をためるはぁ」「ぼうぜんのはぁ」「感心のはぁ」「怒りのはぁ」「とぼけのはぁ」「おどろきのはぁ」「失恋のはぁ」の中から一つ、アクとカードによって定められたシチュエーションの「はぁ」を再現します。回答者は出題者の声の調子と表情から、どのシチュエーションなのかを予想するのですね。
出展:幻冬舎エデュケーション局
同じフレーズでもシチュエーションは様々
ゲームのタイトルにもなっている「はぁ」というフレーズは、同じフレーズでも怒る時に使ったり悲しい時に使ったり、様々なシチュエーションで使われます。前後の文脈など関係無しに、そのフレーズだけでシチュエーションを当てるというゲーム性がウケたのですね。
ちなみに、出題者は出題の際に原則身振り手振りを使ってはいけません。あくまで声と表情だけで演じないといけませんよ。
「はぁって言うゲーム」はどれが面白い?
「はぁって言うゲーム」は幻冬舎から5バージョンが発売されています。無印、2、3、4のナンバリングタイトルと、「青春のはぁって言うゲーム」の5種類ですよ。他にもドン・キホーテ限定の「夜のはぁって言うゲーム」や、人気漫画「テニスの王子様」とコラボした「あぁんって言うゲーム」など様々なバリエーションがありますが、今回は公式ページで紹介されている5バージョンのお題を紹介します。「はぁって言うゲーム」のどれが面白いのでしょうか。
無印
初代「はぁって言うゲーム」には、第一作ということもありオーソドックスなお題が多く収録されています。「ヤバい」「がんばれ」「なんで」「好き」「そんな」といったお題が収録されており、中には声ではなく動作だけで演技する「ウィンク」などのお題も。タイトルにもなっている「はぁ」も収録されています。
「スモモもモモもモモのうち」
中でも注目のお題は「スモモもモモもモモのうち」。早口言葉がお題になっているトリッキーな一問であり、候補となる選択肢は「猛スピードを目指して」「正確さを目指して」「かっこよく」「失敗しても平然と」「冷静に」「アクセントをまちがえて」「セクシーに」「モを1回だけ多く」というものになっています。早口言葉の特性を踏まえた、速さや正確さ、失敗に動じない姿勢を求められるなど、独自性が強いお題になっていますよ。
第2弾
「はぁって言うゲーム2」には「おーい」「愛してるよ」「ありがとう」「おやすみ」など、誰かに伝えるようなお題が多く含まれます。無印版にはなかったイベントカードもあり、「二つのお題を連続で」「左の人の目を見て」といった条件が課されることも。「はぁ」も無印版とは違う選択肢になって登場しています。動作お題には「泣き顔」などが含まれていますよ。
「君が好きだ」
出題者がお題を照れずに言えるかどうかもこのゲームの面白い所。第2弾に含まれる「君が好きだ」なんかは、そういった面ではかなり難易度が高いお題ですよね。選択肢は「グッとくる」「見下して」「かっこいい」「ナイショで」「気持ち込めすぎの」「ダメな感じの」「いまいちな」「ヘラヘラした」というものになっています。かっこよく言わなければならなかったのに恥ずかしがって、結果「ダメな感じ」だと思われてしまう⋯⋯なんてこともあるかもしれません。
第3弾
「はぁって言うゲーム3」のお題の中で目立つのは「犯人はお前だ」「君のことばかり考えてるんだ」「生きるべきか死ぬべきかそれが問題だ」といった、ドラマのようなセリフが複数収録されていること。一方で「ん」「そっか」「OK」といったシンプルなものも。やはり「はぁ」も収録されているのですが、「ゾンビから逃げ切って」などの選択肢が含まれており、なかなか選択肢がコアになってきていますよ。
(自分を抱きしめる)
定番の、声ではなく身振り手振りで表現するお題も収録。その中の一つが自分を抱きしめるというものです。選択肢は「寒くて抱きしめる」「そっと抱きしめる」「かわいく抱きしめる」「さびしく抱きしめる」「ぎゅっと抱きしめる」「こわくて抱きしめる」「なぐさめて抱きしめる」「感情をこめて抱きしめる」の8つ⋯⋯最後の「感情をこめて」は、他の全部もそうなんじゃ、と思ってしまいますね!
第4弾
「はぁって言うゲーム4」のお題の中には、台詞を自ら選ぶ物も登場!「プロポーズ」のお題なら「結婚しよう」「一緒にいよう」「一生大切にするよ」の中から一つを選んで演じます。「一文字で」というお題は、一文字ならどの文字を選んでもいいのですが、それにしても一文字で演技をするのは難しいですよね。「やあー」「それなー」など、オーソドックスなお題も収録されており、「はぁ」も新たなバリエーションで再登場しています。
「♪君のために」
「♪君のために」には「メロディーをつけて」という指令が書いてあり、要するにオリジナルのメロディーに乗せてフレーズを言わなければならないという難問になっています。選択肢は「名曲の」「失恋ソングの」「ノリノリの歌の」「泣ける曲で」「ラップで」「校歌の」「熱唱する曲で」「演歌の」というラインナップ。メロディーを作るハードルを乗り越えたら、分かりやすさ自体は上位のお題かもしれませんね。
「青春のはぁって言うゲーム」
シリーズ第5弾は「青春」がテーマとなっており、学生生活を連想させるようなお題が多数収録されています。「なんだろう、この気持ち」「こっちにおいで」「キスしよう」といった恋愛を連想させるお題も多くある一方で、「チャンネル登録、高評価お願いします」というユーチューバーになりきれるようなお題もありますよ。テーマに基づいたお題が集まっている分、ゲーム体験としては割とオーソドックスな「はぁって言うゲーム」が楽しめるラインナップになっています。
「先輩」
ある意味では「青春」というテーマを体現しているともいえるお題が「先輩」。選択肢は「憧れの先輩に」「先輩に告白するときに」「ダメな先輩を叱って」「甘えて」「チャラい先輩に」「柔道部の先輩に」「ギャルの先輩に」「人生の先輩に」となっています。それにしても、柔道部だけピックアップされているのはどういう意図なんでしょうね。
最後に
今回は「はぁって言うゲーム」の各シリーズの面白いお題一覧を紹介しました。はぁって言うゲームのどれが面白いかについては、「どれも面白い」というのが結論です!ゲームシステムが秀逸であり、どんなお題であってもある程度同じように楽しむことができるのでどれを選んでも問題ありませんよ。初めて遊ぶという人には、最もオーソドックスな無印版がオススメでしょうか。







