不朽の名作グリム童話である「赤ずきん」を題材としている「赤ずきんは眠らない」。各プレイヤーが「赤ずきん」に登場するキャラになりきってプレイするブラフ系ボードゲームです。インディーズ版が2012年に発売されて以降、幅広い年代から親しまれているのですが一体どのようにして遊ぶのでしょうか。この記事では「赤ずきんは眠らない」のルールや遊び方などを徹底解説します。
赤ずきんは眠らないの基本情報
夜更けに民家に接近して空腹を満たそうとしているオオカミ、オオカミの襲撃を恐れる赤ずきん・親ブタ・子ブタ、これら4つのキャラを各プレイヤーが担当します。オオカミ役のプレイヤーとその他の役のプレイヤーが互いの戦略を読み合うことがゲームの目的です。ルールやゲーム展開がシンプルなため、未就学児でも短時間でプレイするうえでのコツを把握できます。
- プレイ人数:3~6人
- プレイ時間:20分
- 対象年齢: 6歳~
- ジャンル:正体隠匿・ブラフ系/戦略対戦系
- 発売年: 2012年
- 発祥国:日本
赤ずきんは眠らないとはどんなゲーム?
赤ずきんや親ブタの役のプレイヤーはオオカミに捕まって食べられないようにトラップを仕掛け、すきをついて就寝することでポイントを稼ぎます。一方オオカミ役のプレイヤーは他のプレイヤーに対して言葉で揺さぶりをかけつつ表情を観察し、誰が就寝しているのかを推理しなければなりません。大人4人以上が集まってプレイすれば、緊迫した心理戦と濃密な駆け引きを楽しめるでしょう。
遊び方の流れ
出典元:とりっぴぃ
まずプレイヤーにおうちタイルを1枚ずつ配り、場の中央にポイント計算用のトークンをスタンバイ。続いて各プレイヤーが担当するキャラを決め、それに応じたキャラクターカードを受け取ります。これで準備が完了し、いよいよゲーム開始です。オオカミ役以外の全プレイヤーは、おうちタイルを持ち各面に表示されている「おやすみなさい」と「トラップ」のどちらを表にするべきか考えます。「おやすみなさい」はその言葉の通り無防備に就寝している状態です。対する「トラップ」はオオカミ撃退のために罠を仕掛ける行動を意味しています。
おうちタイルを配置
どちらを表向きにするか決めて、おうちタイルを置く時には周囲に見られないように注意しなければなりません。あらかじめ配布されるキャラクターカードを駆使して隠しましょう。場にキャラクターカードとおうちタイルが出そろったら、オオカミ役のプレイヤーは誰を襲撃するのか宣言。襲撃されたプレイヤーは、ただちにおうちタイルを公開しなければなりません。
おやすみなさいが表向きの場合
おうちタイルが「おやすみなさい」の面を表にして置かれていた場合、オオカミの襲撃成功です。オオカミ役のプレイヤーは襲撃した相手が担当しているキャラの種類に応じたポイントを獲得し、その数ぶんだけのトークンを場の中央から取ります。赤ずきんが最も高い3ポイント、続いて親ブタが2ポイント、そして子ブタが1ポイントです。尚、襲撃を受けたプレイヤーは担当キャラの種類に応じた数のトークンを場の中央に返還しなければなりません。万が一、所持しているトークンが無ければ返還しなくてOKです。
トラップが表向きの場合
おうちタイルが「トラップ」の面を表にして置かれていた場合、オオカミの襲撃失敗です。オオカミ役のプレイヤーは襲撃した相手が担当しているキャラの種類に応じて失点し、その数ぶんだけのトークンを場の中央に返還しなければなりません。トラップを仕掛けて見事オオカミの撃退に成功したプレイヤーは、担当キャラの種類に応じたポイントを獲得し、トークンを貰えます。
その他のプレイヤーについて
オオカミ役のプレイヤーと襲撃されたプレイヤー、双方の獲得ポイントの計算とトークンの移動が終了した後、襲撃を免れたその他のプレイヤーがおうちタイルを公開。「おやすみなさい」の面を表にしていれば、上述のようにトークンを入手できます。逆に「トラップ」の面を表にしていた場合には、いっさい得失点が発生せず、トークンの移動がありません。
ゲーム再開
全プレイヤーのトークンの処理が完了したら、第2ラウンド開始です。キャラクターカードをすべて回収し、裏向きの状態で束ねて十分にシャッフルします。そして1枚ずつプレイヤーに配布。各プレイヤーはキャラクターカードを見て第2ラウンドで担当するキャラを確認し、オオカミ役でなければおうちタイルのどちらの面を表向きにするべきか考えます。
勝利の条件
担当するキャラの決定から得点計算までの過程を繰り返す中、最も早く10ポイント以上のトークンを獲得したプレイヤーが勝者です。尚、複数のプレイヤーの所持トークンが同時に10ポイント以上になった場合は、勝者の決め方がイレギュラーになるので要注意。オオカミ役でポイントを獲得したプレイヤーもしくは「トラップ」を成功させたプレイヤーが優先的に勝者となります。
ゲームのレビュー
ルールが単純明快ながらも配役の変更が毎回おこなわれるため、どの行動が最善であるか深く考えさせられます。とくにオオカミ役のプレイヤーは襲撃を失敗すれば失点を免れないため疑心暗鬼になりがちです。一方、赤ずきんや母ブタ役のプレイヤーは基本的に防御に徹していれば失点が生じないものの、毎回のように「トラップ」を選んでいると周囲に見透かされてしまいます。なにより勝利が非常に遠いです。どのタイミングで「おやすみなさい」を選ぶべきか見極めなければなりません。
微妙なところ
大好評をはくしている「赤ずきんは眠らない」ですが、「3人プレイだと行動がマンネリ化する」「少人数では無駄に長引いてしまう」という意見もあります。誰もが気軽にプレイできる点に特化しているために、少人数プレイの際に物足りなさを感じてしまうようです。4人以上でプレイしてこそゲームの魅力を最大限に味わえるのではないでしょうか。
まとめ
「赤ずきんは眠らない」は数あるブラフ系ゲームの中でも初心者が挑戦しやすく、敷居が低いです。ルール説明を短時間で済ませ、直ぐにプレイを開始できます。その気軽さから運が勝敗に直結していると思われがちですが、実際には心理戦が重要なファクターです。プレイの最中には、オオカミや赤ずきんになりきって会話による駆け引きを楽しんでください。






