「クルード」は1940年代に誕生した推理ボードゲームです。ヨーロッパでは古くから幅広い世代に支持され、日本の「人生ゲーム」のように国民的な人気をほこっていました。日本国内でもタカラトミーが発売したボードゲーム版の他、スマホ用アプリ版やパソコン用デジタル版が普及し、多くのゲーム愛好家を魅了しています。体験型の推理ゲーム「マダミス」のようにドキドキワクワク感を味わえる「クルード」ですが、どのようにして遊ぶボードゲームなのでしょうか。
「クルード」の基本情報
ゲームの舞台は大富豪の邸宅。邸宅の持ち主であるサムエル・ブラックが衝撃的なスキャンダルの真相を暴露しようとしていたところ、突如として失踪しました。その当時、邸宅に招待されていたゲストの中にサムエル・ブラックの失踪事件を起こした犯人がいるため、参加プレイヤーは名探偵になりきって事件を解決しなければなりません。
- プレイ人数:2~6人
- プレイ時間:約45分
- 対象年齢: 8歳~
- ジャンル:戦略対戦系
- 発売年: 1940年代
- 発祥国:ヨーロッパ
「クルード」とはどんなゲーム?
出典元:あまり驚かないガッチマンはホラーゲームばかりやっている
ゲームの目的は失踪事件の犯人と事件現場、そして犯行に使われた凶器の解明。事前の調査の結果によって容疑者6人・部屋9種類・凶器6種類が判明しており、その中から正しい3つの組み合わせを考えて最も早く言い当てたプレイヤーの勝利です。ただ事件の真相に当てはまらない要素を消去する単純なゲームではありません。プレイヤー間でミスリードやハッタリが多発するため、惑わされないように注意しながら推理する姿勢が大切です。ボードゲームに慣れている大人は奥深いプレイスタイルを満喫できるでしょう。
| 容疑者 | プラム(男性)、ホワイト(女性)、スカーレット(女性)、グリーン(男性)、マスタード(男性)、ピーコック(女性) |
| 事件現場となった可能性のある部屋 | ロープ、短剣、レンチ、ピストル、ロウソク立て、鉛のパイプ |
| 犯行に使われた可能性のある凶器 | 中庭、ゲームルーム、書斎、ダイニングルーム、車庫、リビングルーム、台所、寝室、浴室 |
遊ぶ前の準備
まずは邸宅が描かれているゲームボードを広げ、その中央に容疑者コマ6個と凶器コマ6個を配置。各プレイヤーは容疑者コマのうち1個を自分の手駒とします。つまりゲーム開始時はプレイヤー全員が名探偵であると同時に容疑者です。手駒をゲームボード上で移動させて事件解決のヒントを集めなければなりません。また参加プレイヤーの人数にかかわらず、容疑者コマ6個を準備する必要があります。
事件の真相の決定
黒い容疑者カード・黒い凶器カード・黒い部屋カード、これら3種類の山札を作ります。それぞれの山札をシャッフルしたら裏向きの状態でゲームボードの脇に配置。山札の1番上のカードを1枚ずつ取り、表面を見ないように注意しながら封筒に入れます。この隠されたカード3枚が今回の事件の犯人・凶器・現場です。
カードの配布
残った黒い容疑者カード・黒い凶器カード・黒い部屋カードはすべてまとめて束にして十分にシャッフルした後、裏向きのまま各プレイヤーに同じ枚数を配布。もしもカードが余った場合には、1枚ずつ表向きにしてゲームボードの脇に配置します。各プレイヤーに配布されて手札となったカードおよび、余ったカードは事件に無関係です。この情報は事件解決の材料となるため、各プレイヤーが探偵メモに記入します。ここで準備が完了し、いよいよゲーム開始です。
ゲーム開始
プレイヤー全員がサイコロを振り、最も大きい目を出したプレイヤーからゲーム開始です。時計回りの順に手番が移動し、各プレイヤーはサイコロを振ってアクションを実行します。それでは1回の手番でどのようなアクションを実行できるのか確認しましょう。
手駒の移動
ゲームボード上には各部屋につながるようにマス目が記載されています。手番が回ってきたプレイヤーはまずサイコロを振り、出た目の数だけゲームボード上のマス目に沿って手駒を動かします。この時、移動できる方向は前後左右のみ、斜めの移動がNGです。事件現場の候補である部屋を目指しつつ移動し、部屋の中に手駒を入れたら推理を開始できます。
部屋の中で推理
推理する際には手札とゲームボードの脇に表向きで置かれているカードの要素を除外し、誰が何を使って犯行におよんだのか説明しなければなりません。例えば手駒が台所に入っている状態でプラムと短剣が怪しいと思った場合には「この台所でプラムが短剣を持って脅した」のように宣言します。続いてプラムの容疑者コマと短剣の凶器コマを台所に配置。この時に推理しているプレイヤーの左隣に居るプレイヤーが推理内容に合致するカードを持っていたら周囲に見られないように1枚だけ開示します。
探偵メモに記入
推理内容に合致するカードは、事件の真相に無関係です。その後の推理で除外しなければならないため、探偵メモに記入しておく必要があります。尚もしも左隣のプレイヤーが合致するカードを所持していなければ、合致するカード1枚を開示する役が時計回りの順に移動。最終的に誰1人としてカードを開示しなかった場合、それは推理した通りに封筒の中に3種類のカードが入っている証拠です。
告発
推理を重ねた後、探偵メモで事件の犯人・凶器・現場が絞られたら、ゲームボードの中央に手駒を進めて告発が可能です。「寝室でホワイトが鉛のパイプを振りかざして脅迫したことを告発します」という具合に宣言します。そして他のプレイヤーに見られないように封筒の中身を確認し、告発が正しければ告発者であるプレイヤーの勝利です。しかし間違っていた場合にはゲームから離脱しなければなりません。
ゲームレビュー
「クルード」は数ある推理系ボードゲームの中でもルールがそこまで複雑ではありません。ゆえに「何度も楽しめる」「親戚や友達が集まった時にピッタリ」という意見が多いです。とくに凶器と容疑者が判明した後、現場のみを特定する局面ではライバルに先を越されないように各プレイヤーが頭をフル回転させるため、非常に盛り上がるのだとか。また手札を悟られないように駆け引きするスリル感やミスリードを織り交ぜた心理戦も人気の一因となっているようです。
まとめ
半世紀以上にわたって愛されているボードゲーム「クルード」。改良版はサイコロの出目が少なかった際の救済措置として推理のヒントなるボーナスカードが導入され、ゲームの世界観を存分に楽しめる仕様です。加えて日本発祥のボードゲームとは異なるデザインや雰囲気も魅力的なため、大勢の愛好家が夢中になっているのではないでしょうか。







